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ビジネスレポート2018 第55期 2017年9月1日〜2018年8月31日(証券コード 2736)
精神価値No.1ブランドに向け ブランドバリューアップ戦略は奏功。
新しい期は本社の抜本的構造改革を断行。
代表取締役社長  貞松 隆弥
代表取締役社長  貞松 隆弥

代表取締役社長
貞松 隆弥
TAKAYA SADAMATSU

< 2018年8月期の振り返り >

精神価値マーケットNo.1ブランドの確立を目指す、中期5ヵ年計画は、前半3ヵ年で売上拡大と内部構造改革への投資を実施し、後半2ヵ年以降、しっかりと利益を創出できる基盤を確立する計画としています。その中で、3年目に当たる2018年8月期は「基盤構築を実行する最終年度」と位置付け、「成長戦略の推進」と「構造改革の断行」に取り組みました。

「成長戦略の推進」は、2017年3月に銀座中央通りにオープンした「フェスタリア ビジュソフィア ギンザ」を軸としたブランドのバリューアップ効果が現れ、有力百貨店での増床や有力立地への出店が加速するなど、戦略的スクラップ&ビルドが進捗しました。これにより1店舗当たりの売上は順調に伸長し、下期に西日 本を襲った自然災害の発生による複数店舗の一時休業等、厳しい外部環境の影響を受けながらも、上期・下期ともに増収を継続、実店舗による収益性は着実に拡大しています。

特に銀座路面店出店によるブランドバリューアップの効果が大きく現れたのは台湾です。台湾有力百貨店の1つである新光三越百貨信義A8店においては、インターナショナルブランドゾーンへの移設増床が実現し、「フェスタリア トーキョー」のリブランディングオープンを果たすことができました。売上高も前年対比160%まで拡大するなど大きな成長を遂げています。このA8店の成功を機に新店舗の出店依頼が相次いでいます。

また、ブライダル市場が低迷する中で、主力の高付加価値商品、星のダイヤモンド“Wish upon a star”を中心にブライダルの売上が好調を維持し、全体の売上を牽引しました。“Wish upon a star”を通じてお伝えしているジュエリーの持つ精神価値、当社の企業理念でもある「ビジュ ド ファミーユ(家族の宝石)」への共感が確実に広がっている手応えを感じます。

一方で、「構造改革の断行」については、組織の実行力不足により十分な成果が得られず、多くの課題が残りました。特に構造改革の中核として位置付けた本社改革は、進捗が乏しく、経営として大きな反省点となりました。また、将来成長に向けて必要なインフラである新基幹システムの導入・運用、Eコマース事業についても、ITリテラシーの欠如もあって、利益悪化の要因となるなど抜本的な立て直しが必要となりました。

< 「現場感覚」に基づいた本社運営へ >

2018年8月期の店舗展開は順調に伸長しましたが、さらなる売上拡大・店舗効率の向上に向け、まだまだ課題はあり、改善の余地は大いにあります。

その1つは、立地に合わせた接客技術のスキルアップです。重要店舗へのエース人材の配置、不振エリアへの有力マネージャーの赴任等、より機動的かつ適切な配置転換が必要です。その実現に向け、インターナショナルブランドへの道を歩み、外部からの評価が高まっている中、社員のさらなる意識改革を呼び覚ます人事評価システムの確立、販売現場やお客様視点による業務の標準化とそれをベースとしたキャリアパスの設計と運用、立地環境の変化に合わせた教育プログラムの再構築等を進めていきます。

2つ目は、当社の強みである「現場力」を本社に還流させ、「現場感覚」に基づいた本社運営による「本社力」の向上です。本社社員の約30%を店舗へ移動させる一方で、店舗スタッフを積極的に本社に動かす大掛かりな配置転換を実施するとともに、縦割り業務として部分最適が蔓延し、肥大化していた本社を抜本的に見直します。今後、AIにはできない総合力を生かす仕事こそ、人が活躍すべきとの観点から、個々人が仕事のあり方を改め、組織として機能する「本社力」を高めていきます。

< リテラシーを高めながら効率性を追求 >

2019年8月期は、社内のITリテラシーを高めながら、新基幹システムの運用開始・改善に着手するとともに、ベトナムを中核としたサプライチェーンの再構築を急ぎます。ベトナムに日本人スタッフを配置し、最終検品をベトナムで実施するほか、一部の本社機能を移管し、生産効率の向上を図ります。また、ベトナム製品をレベルアップし、再び売上構成比を高め、粗利率の改善に努めます。さらに物流機能を段階的に外部のロジスティクス専門会社へ委託し、物流リテラシーの取り込みを図ります。これはサプライチェーンの再構築に加え、直間比率の是正に直結する取り組みになると考えます。

新たな取り組みとしては、ブライダル事業において、Web来店予約のブラッシュアップを通じて経費効率の改善を図るとともに、法人営業部門を立ち上げ、BtoBによる店頭送客を強化し、アプローチを多様化することで、従来とは異なるお客様との出逢いを模索していきます。

新規事業については、Eコマース事業の抜本的な見直しが必要であると認識しています。卸事業は期首にフランチャイズ1号店がテストオープンし、新たな一歩を踏み出しました。店舗運営における店舗開発・内装、商品提供、接客指導、販促支援等、オペレーション全般に関わり、全体の売上に対してフィーをいただくビジネスです。非常によいスタートを切っており、評判も上々です。業界から注目されている中、早期に1号店を軌道に乗せ、期中には2号店をオープンさせたい考えです。

< ステークホルダーの皆様へ >

所得の二極化、地域の二極化、一人の人がお金を使うべき対象と節約すべき対象を使い分ける、価値観の二極化が進んでいます。単にモノを売り買いする時代は終わりを告げ、価値観が消費マインドに影響を与える時代に移行する中、当社が提唱する企業理念、「 ビジュ ド ファミーユ」の想いに共感・参加してくれるお客様は確実に広がっており、ビジョン実現に向けた歩みは着実に進んでいるとの手応えを感じています。共感の世界観には、売り手と買い手の対立軸は存在しません。共感による伴走があるだけです。AIの活用をはじめ、どんなにIT技術が進んでも、人は人にしか共感しません。

特に価値観の二極化が顕著に現れるのは女性であり、今後、より多くの女性に共感・参加してもらうには、“Wish upon a star”のストーリーだけでなく、会社としてどうあるべきか、どういう活動をすべきかが非常に大きな意味を持つようになってくると考えています。魅力的で憧れの対象ともなりうる、インパーソナルドリーム(商品やサービスを通じて自身の夢)を語れるスタッフが活躍する会社となることが必要であり、それを実現するための本社改革をしっかり完遂することが重要です。そうして、存在意義である企業ミッションこそを「最高の商品」とし、ミッションへの共感を中核として、社員をアンバサダー役に、企業・取引先様・株主様・お客様が一体となって啓蒙活動を進めることで、ブランドを文化へと昇華させていきたいと考えています。

まだまだ改善の余地はありますが、大局的には店舗戦略は順調に進んでおり、店舗収益のさらなる拡大は射程圏に捉えています。一方で新規事業は、卸事業は芽が出てきたもののまだまだ発展途上にあり、Eコマース事業は抜本的なテコ入れが急務との認識で、収益化の見通しが立っていない状況です。2019年8月期は、前期の利益圧迫の要因を真摯に受け止め、本社経費増加に伴う直間比率の是正も含め、より厳格 にデッドラインを設定した抜本的な改善を期中に断行し、収益の改善に努めていきます。

中期5ヵ年計画における数値目標・達成時期は、課題を総括した上で、適切な時期にローリングプランとして改めて公表いたします。本質的な戦略に対する自信に変わりはありません。ステークホルダーの皆様におかれましては、精神価値No.1ブランドの実現への道を確実に進みゆく過程を中期的な視点で見守っていただき、末長くご支援いただけますこと心よりお願い申し上げます。

決算ハイライト
  2018年8月期 2019年8月期(予想)
売上高 9,695百万円 10,100百万円
営業利益 57百万円 250百万円
経常利益 32百万円 210百万円
親会社株主に帰属
する当期純利益
5百万円 100百万円
CLOSE UP
繊研新聞社主催 「2017年度百貨店バイヤーズ賞」4年連続受賞

フェスタリア ビジュソフィアが百貨 店バイヤーズ賞( レディス )特別賞を受賞。主力商品“Wish upon a star” のキャンペーンやイベントが注目を集め、実績を作ったブランドとして評価されました。

繊研新聞社主催 「2017年度百貨店バイヤーズ賞」受賞
「日本一の販売員」がフェスタリアから誕生

旗艦店フェスタリア ビジュソフィア ギンザの販売スタッフが、日本ジュエリー協会主催:第5回「ジュエリーコーディネーター接客コンテスト」にて見事優勝を飾り、「日本一の販売員」の称号を手に入れました。

「日本一の販売員」がフェスタリアから誕生
御縁の神様で有名な“東京大神宮”にて七夕ワークショップを開催

大好評を頂いた昨年に続き、七夕祭期間に行われる七夕ワークショップでは「Message in a Ball」と称し、メッセージアクセサリー作りをフェスタリア ビジュソフィアが監修。短冊に願いを込めるように、自分だけの「叶えたいメッセージ」を加えたオンリーワンアクセサリーを参加者の皆様と作りました。

御縁の神様で有名な“東京大神宮”にて七夕ワークショップを開催
Topics
戦略的スクラップ&ビルドが順調に推移

銀座路面店出店による、波及効果を活かしたスクラップ&ビルドを戦略的に実施。有力商業施設への増床、出店が実現しました。

ビジュソフィア ららぽーと新三郷店(2018年6月オープン) フェスタリア ボヤージュ ラゾーナ川崎プラザ店(2018年3月オープン)
フェスタリア ビジュソフィア そごう横浜店(2018年3月オープン)
NY在住のジュエリー・アーティストMIKKOが アーティスティック・ディレクターに就任

2018年6月、基幹ブランド フェスタリア ビジュソフィア 初のアーティスティック・ディレクターとして、NYで活躍するジュエリー・アーティストMIKKO(ミッコ)を迎えました。MIKKOは、フェスタリア ビジュソフィアにおけるプレステージラインのディレクションを手がけ、2019年春から本格的な展開をスタートします。

彼女の根底にあるのは、「宝石になりたい」という想い。生み出すジュエリーはすべて「宝石」が主役であり、「宝石は石そのものがデザイン」。MIKKOは、宝石をいかに美しく魅せるか、そして、その美しい宝石と装う人がいかに「一体化」出来るかを大切に、装う人が「宝石になれる」ジュエリーを作り上げています。

ジュエリー・アーティスト MIKKO氏
主要連結財務データ
連結売上高:96.9億円(前年比1.2%増)
下期に天候不順の影響から商業施設の集客が鈍るなどのマイナス要因があったものの、主力商品の“Wish upon a star”が前年比7.9%増、ブライダル売上が前年比11.4%増となり、増収を牽引。
連結営業利益:0.5億円(前年比81.4%減)
売上総利益は増加も、新基幹システム、新規事業、新規出店や増床に伴う費用の増加により、販売費及び一般管理費が前年比5.0%増で営業利益は減益。
売上高(百万円)
売上高
営業利益(百万円)
営業利益
経常利益(百万円)
経常利益
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)
親会社株主に帰属する当期純利益
総資産(百万円)
総資産
純資産(百万円)
純資産
Information

詳細は HPをご覧ください ▶https://www.festaria.jp/

「日本一美しい星空」 長野県阿智村とコラボレーション

ショートムービー「ふたつの星のおくりもの」

2017年11月スタービレッジ阿智村誘客促進協議会とオフィシャルマーケティングパートナー契約を締結。
ブライダル顧客向けの「夢を叶える、ふたつの星の婚姻届」作成や「天空の楽園 Winter Night Tour」への参加を行いました。

長野県阿智村とコラボレーション
CHRISTMAS LIMITED 2018

75周年「星の王子さま」からインスピレーションを受けてデザインされた特別なクリスマス限定コレクション。

12.25(Tue)まで発売中
Price:¥10,800〜¥216,000

CHRISTMAS LIMITED 2018
 
CHRISTMAS LIMITED 2018
ショップ インフォメーション
2017年12月
festaria TOKYO 新光三越百貨信義A8店

“NEW Concept Store”がインターナショナルゾーンに移設・増床オープン

銀座中央通りの旗艦店 フェスタリア ビジュソフィア ギンザ のコンセプトである“House of Star 夢を叶える星の館”を再現したショップは、大盛況のオープニングを迎えました。

店舗の状況

(2018年11月28日現在)

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